文化を継承する大掃除

◎産学連携で掃除グッズ開発へ

サンコーと京都女子大学が行う商品開発産学連携プロジェクトの一環として、2022年11月14日、重要文化財「杉本家住宅」(京都市下京区)のすす払いを行いました。

元々、学生から町家向けの商品を提案しており、実際に町家で既成の商品を使って改良点を考えようという「掃除体験」の試みです。

 

◎「杉本家住宅」は築152年の京町家

市内の町家で最大級規模の大きさを誇ります。町家の暮らしを維持しながら現在、瓦約1万5,000枚の葺(ふ)き替えを含む大修理を進めており、同大学は毎年祇園祭の前にすす払いに参加していました。その縁もあって今プロジェクトは実現しました。

当日には杉本家同住宅の杉本節子さん・歌子さんから「古色と汚れはまた別もの。木目に逆らって傷つけないように方向に気をつけて」「手を当てることで建物の傷みが分かる。文字通り『手当て』してあげて」とレクチャーを受けた後、格子戸や「犬矢来(いぬやらい)」、「駒寄せ(こまよせ)」など外のほこりを落としたり、おくどさん(かまど)や、座敷の障子・畳を掃除しました。

 

◎商品改良に向けて

さらに参加した各学生から積極的に意見を聞きました。その結果、

●「はたきの使い方は難しかったが今日の道具は使いやすかった」

●「雑巾を絞ったり、バケツの水がすぐ汚れたりることがなくて便利」

●「エプロンにポケットが欲しい」

●「柄が持ちやすいものがいい」

●「灰色は汚れが付いても達成感が感じにくいので別の色がいい」

といった意見が寄せられ、今後の商品開発に大きく前進した有意義な日となりました。

 

◆商品紹介:【びっくりラクラクホコリ取り】

・商品ページ

https://onlineshop.sanko-gp.co.jp/products/250

 

◆商品紹介:【すきまピカピカ 10本入】

・商品ページ

https://www.sanko-ecshop.com/shopdetail/000000000060/

 

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